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1.動作環境編

Q1. FL-net Control For Windows®の動作環境は?

弊社ホームページに動作環境を掲載していますのでご確認ください。

Q2. 使用可能なイーサネットカードに制限がありますか?

ISO/IEC 8802-3に準拠し、Windows上でTCP/IPプロトコルが正しく動作するイーサネットカードで使用可能です。

Q3. CeleronのCPUでも動作可能ですか?

動作は可能ですが、性能面で問題となる場合があります。

Q4. OCXをVisual Basic6.0以外で使用可能ですか?

OCXの使用対象は、Visual Basic6.0となります。Excel、Delphiなどでの動作確認は行っておりません。
弊社ホームページに試用版を掲載しておりますので、ダウンロードして動作をご確認ください。

Q5. Windows 8.1 / Windows 10対応について

Windows 8.1 / Windows 10へ非対応の下記製品をご利用の場合には、製品のバージョンアップをご検討ください。
バージョンアップについては、弊社営業までお問い合わせください。
[Windows 8.1 / Windows 10非対応製品]

  • FL-net Control For Windows®(FL-net Ver.2対応版) [製品型式:KE-SFL120]
  • FL-net Control for .NET [製品型式:KE-SFL.NET]
  • FL-net Control For Windows® (Ver.3.00) (FL-net Ver.3対応版) [製品型式:KE-SFL3WIN] *1

[Windows8.1 / Windows 10対応製品]

  • FL-net Control For Windows® (Ver.3.01) (FL-net Ver.3対応版*2) [製品型式:KE-SFL3WIN*3]
  • FL-net Control For Windows® (Ver.3.02) (FL-net Ver.3対応版*2) [製品型式:KE-SFL3WIN*3]
*1
Ver.3.00製品をWindows 8.1 / 10対応するためには、6.対応編をご確認ください。
*2
FL-net Ver.3はFL-net Ver.2の上位互換です。FL-net Ver.3の機器とFL-net Ver.2の機器は問題なく混在可能です。
なお、旧製品で開発したアプリケーションを動作するためには、6.対応編をご確認ください。
*3
ライセンス認証方式により、製品型式が異なります。詳細は、製品構成をご確認ください。

Q6. 64bitアプリケーション開発は可能ですか?

FL-net Control For Windows® のVer.3.02版には、64bit版のDLLと.NET Frameworkコンポーネントが含まれていますので、64bitアプリケーションの開発が可能です。ただし、OCX版は32bitアプリケーションの開発のみ可能で、64bit OS上ではWOW64環境で動作します。
旧バージョン製品をお持ちの方で、64bitアプリケーションの開発を行う方法は以下の通りです。

  • FL-net Control For Windows® Ver.2.00版[製品型式:KE-SFL120]
    開発パッケージおよびランタイムライセンスをお求めください。

  • FL-net Control for .NET [製品型式:KE-SFL.NET]
    開発パッケージおよびランタイムライセンスをお求めください。

  • FL-net Control For Windows® Ver.3.00版 [製品型式:KE-SFL3WIN]
    Ver.3.02版をダウンロードしてください。
    MACアドレス認証版の場合は制限事項なく開発が可能ですが、プロテクトキー認証版の場合は、USBプロテクトキーが対応していません。ランタイムライセンス(プロテクトキー)を別途お求めください。

  • FL-net Control For Windows® Ver.3.01版 [製品型式:KE-SFL3WIN]
    Ver.3.02版をダウンロードしてください。
    MACアドレス認証版/プロテクトキー認証版ともに、制限事項なく開発が可能です。

64bit版ライブラリに対応したUSBプロテクトキーのシリアル番号は以下の通りです。
    CK301xxx, CL301xxx
    CK302xxx, CL302xxx
上記以外のシリアル番号のUSBプロテクトキーでは、64bit版ライブラリに対応していませんので、ランタイムライセンス(プロテクトキー)を別途お求めください。

Q7. LinuxやiTRONなど他の組込みソフトOSへの対応はしていませんか。

LinuxやiTRONその他OSは受託開発として都度ご相談とさせていただきます。弊社営業までお問い合わせください。

2.パッケージ編

Q1. 開発用ライセンスとは?

開発用ライセンスとは、FL-net Control For Windows® を使用したプログラム開発時に必要なライセンスです。開発サイト毎に1本の開発用ライセンスが必要です。開発用ライセンスは、開発用パッケージに1ライセンス分含まれています。FL-net Control For Windows®を使用する場合は、開発用パッケージを必ずご購入いただくことになります。

Q2. ランタイムライセンスとは?

ランタイムライセンスとは、FL-net Control For Windows®を使用したプログラムの実行時に必要なライセンスです。
作成されたプログラムの種類、数に限らず、1台のコンピュータにつき1本のランタイムライセンスが必要です。FL-net Control For Windows®を使用したプログラムを他のコンピュータで実行する場合は、配布先のコンピュータ用のランタイムライセンスをご購入ください。ランタイムライセンスをご購入いただくことで、FL-net Control For Windows®のランタイムファイルを別のコンピュータに再配布することが可能となります。
開発用パッケージには、1本分のランタイムライセンスが含まれています。

Q3. ライセンス認証について

プログラムの実行時にライセンスを認証する方式として、プロテクトキー認証およびMACアドレス認証の2方式をサポートしています。製品購入時にどちらかお選びください。認証方式以外の違いはありません。

  • プロテクトキー認証
    プロテクトキーをPCのUSBポートに接続することで、ライセンス認証を行います。本製品が起動中、常時プロテクトキーが接続されている必要があります。ライセンスはプロテクトキーに関連付いているため、プロテクトキーが接続されているPC上で、本製品は動作します。
  • MACアドレス認証
    ネットワークインターフェースカード(以下「NIC」)のMACアドレスを基にライセンス認証データを発行します。発行されたライセンス認証データをインストール時に入力することでライセンス認証を行います。ライセンスはNICに関連付いているため、登録したNICが正常に動いているPC上で、本製品は動作します。

Q4. サポートについて

FL-net Control For Windows®に関するサポート契約は、ユーザ登録完了後から1ヶ月間無償でご利用になれます。なお、ユーザ登録日から1ヶ月経過後は、有償でのサポートとなります。引き続き、サポートを必要とされる場合は、別途サポート契約をご利用ください。ご質問は、E-mailまたはFAXにて承ります。
なお、プログラミング技法などの一般的なご質問にはお答えいたしかねますので、あらかじめご了承ください。また、ご質問内容を確認するために、イベントログを送付いただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。

Q5. サンプルソースは提供されていますか?

はい。セットアップ先フォルダに、OCX版/DLL版/.NET版のサンプルソースが配布されます。
なお、サンプルソースは動作保障範囲外となっておりますので、あらかじめご了承ください。

3.性能編

Q1. プログラム実行時のリソース消費量は?

作成するプログラムに依存しますが、CPU:Intel® CoreTM2 Duo CPU 2.10GHz、メモリ:4GB環境で使用した場合のメモリ消費量およびCPUの負荷率は、以下の通りです。

  • メモリ消費量
    Visual Basic6.0/OCX構成 : 6MB
    Visual C++/DLL構成 : 2MB
    Visual C#/.NET構成 : 9MB
  • CPU負荷率
    Visual Basic6.0/OCX構成 : 24%
    Visual C++/DLL構成 : 25%
    Visual C#/.NET構成 : 25%

Q2. FL-netについては、スループット(特にサイクリック伝送について)の目標値(要求規定)があると思いますが、実際のスループットの目安を教えてください。

FL-net実装ガイドラインで設定されている通信性能の目標値及びFL-net Control For Windows®の性能実測値は以下の通りです。

  • 環境
    ノード数 : 32ノード
    データ量 : 32ノード全体で、2Kbit+2Kword(1ノードあたり、4word+64word)
  • 性能
    実装ガイドラインの目標値 : 50ms以内(1ノードあたり1.56ms以内)
    FL-net Control For Windows®性能実測値 : 平均25ms(1ノードあたり平均0.8ms)

Q3. 70001の通信エラーが発生します。

70001の通信エラーは、「他ノードからのフレーム受信が、他ノードのトークン監視時間の設定以内に完了しなかった」場合に発生します。
要因としては、他ノードのトークン監視時間の値が小さいことが考えられます。他ノードのトークン監視時間の値を大きく設定してご確認ください。
また、WindowsエクスプローラやExcel等の負荷の大きいプログラムを実行した場合に、CPU負荷が高くなってしまい、FL-net通信処理に悪影響を与える場合もあります。この場合は、CPU負荷が高くなってしまう処理を分散させ、CPU負荷を軽減させてください。
なお、他ノードがネットワークから離脱する場合は、必ず発生します。

4.導入編

Q1. FL-netネットワーク上にFL-net以外のネットワークを共存することは可能ですか?

FL-net Ver.3では共存可能です。通信の空き帯域を使用することで、TCP/IPなどFAリンクプロトコル以外の通信の重畳が可能です。
ただし、空き帯域を使用しての通信なので、ネットワークに過度の負荷がかかると、FL-netネットワークに悪影響をおよぼします。その場合は、パソコンに2枚のネットワークカードをさして、ネットワークセグメントを分割するようにしてください。

Q2. FL-net Ver.2の機器とFL-net Ver.3の機器とは接続可能ですか?

接続可能です。FL-net Ver.3はFL-net Ver.2の上位互換です。FL-net Ver.3の機器とFL-net Ver.2の機器は問題なく混在可能です。ただし、FL-net Ver.1の機器とは、接続の互換性はありません。

Q3. ネットワーク構築時に必要な設定は?

ノード番号・コモンメモリ領域・トークン監視時間・最小許容フレーム間隔を各ノード毎に設定する必要があります。使用するコモンメモリ領域の大きさに合わせて、トークン監視時間の値を調整してください。

5.実績編

Q1. 納入実績は?

計82社です。(2020年3月現在)

Q2. FL-net Control For Windows®の導入先における機器構成数(FL-netで繋がれているノード数)の最大値はどのくらいでしょうか?

弊社で把握しているシステムでは、最大14機器です。

Q3. SCADAへの対応実績は?

iFixへの対応実績があります。

6.対応編

Q1. FL-net Control For Windows®のVer.2.00版およびFL-net Control for .NETのVer.1.00で作成したアプリケーションをFL-net Control For Windows®のVer.3.01/3.02版に対応する方法は?

DLL版、OCX版、.NET版で対応方法が異なります。

  • DLL版
    ヘッダファイルおよびライブラリファイルをVer.3.01/3.02版にアップグレードし、リビルドしてください。
  • OCX版
    Ver.3.01/3.02版セットアップ後、アプリケーションをリビルドしてください。
  • .NET版
    ライブラリファイルをVer.3.01/3.02版にアップグレードし、リビルドしてください。
    詳細は、パッケージに含まれるReadmeファイルをご参照ください。

Q2. FL-net Control For Windows®のVer.3.00版で作成したアプリケーションをFL-net Control For Windows®のVer.3.01/3.02版に対応する方法は?

Ver.3.00からVer.3.01/3.02の変更点はプロテクトキードライバの変更のみなのでリビルドは不要です。
プロテクトキードライバについては、ダウンロードページをご確認ください。