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Hitachi
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食の安全衛生管理手法のひとつ「HACCP」をシステムの側面から追求しサポートします。

概要

 HACCPとは、食の安全衛生を維持するための手法です。食の安全性が叫ばれている昨今、このHACCP手法に着目しシステムの側面からサポートします。
 当社の最大の強みである産業系システムに精通したノウハウをベースに、食の衛生管理の知識と、現場での導入経験をフィードバックをさせた、当社ならではの技術です。

当社HACCPサポートシステム構築技術の特長

  1. HACCPコーディネーターによる導入サポート
    システムのプロであるだけでは良い提案はできない。そうした思いからHACCP計画を構築し、現場でシステムを運用できる人材の育成を目的とした、HACCPコーディネーターの資格を取得(9名)。

  2. 複数ユーザの声をフィードバックした、現場重視の機能性
    HACCPとして、どの現場においても必要となるポイントをシステム化
    ・原材料の受入検収をタッチパネルで簡単入力
    ・冷凍・冷蔵庫などの庫内温度を自動収集し、異常があれば警報表示
    ・調理後の中心温度を簡易機器で計測
    ・これらの情報をDBで一元管理(記録)し、無駄な紙の排出をカット

  3. 当社の得意分野のひとつ「FA(設備監視)システム」のノウハウを最大限利用
    ・PLCからのデータ収集
    ・温度監視モニタ
    ・各種温度計、厨房機器からのデータ収集

  4. 柔軟な追加機能や連携システムの構築
    多くの産業・流通系のシステムを手がけている当社ならでは、HACCPと関連した多彩なシステムを構築可能
    ・製造計画
    ・製造実績
    ・トレーサビリティ
    ・配合管理

HACCPサポートシステム構築技術の実績(経験)

 設備監視システムを多く手がけている強みから、厨房の温度監視システムの依頼を受けたのが2002年、以来食の安全性を維持するHACCP手法をシステム化し、多くの現場でご利用いただいております。

納入先 システムの特長
A社 社員食堂 顧客管理の献立システムと連携し献立・原材料情報を共有 30施設に展開
B社 セントラルキッチン 顧客管理の献立システムと連携し献立情報を共有、厨房機器と連携
C社 弁当工場 製造計画、弁当の盛り付けイメージ、ラベル印字と弁当の製造ラインをシステム化
D社 病院食堂 クックチルの再加熱に対応
E社 福祉施設 クックチルの再加熱に対応
F社 弁当工場 24時間稼動 調理3交代
G社 練り製品工場 PLC経由で温度および工場ラインの設備情報を収集
H社 社員食堂 PLC経由で温度および厨房の環境情報を収集

導入事例:B社セントラルキッチン

導入事例:B社セントラルキッチン

当社のノウハウ(一例)

  1. HACCPを構築していく上では、コンピュータと人の作業分担が重要です。全てをコンピュータ化するのではなく、データ収集や数値演算・判定などコンピュータが得意とする部分と、人が柔軟に対処する方が適当と思われる部分を現場ごとの運用を考慮して提案させていただきます。特に調理人の方はコンピュータ機器に不慣れであり、管理者の思いと利用者のスキルを経験と実績の中からバランス良くシステム構築します。

  2. HACCPシステムを利用していただく方の中には、コンピュータ機器に不慣れな方もいらっしゃいます。また、システム導入に難色を示す方もいらっしゃいます。このような現場への導入でも、システムを使って行う作業を明確にし、その作業が現状手書き等で行っている作業とどのように変わったかを比較しご説明することで、最初は難色を示されていた方も、最終的には、“システムを使ったほうが楽になった”と言っていただけることも多々あります。このように、現状行っている日々の作業を理解することが重要となってきます。

適用例

 HACCPサポートシステムの主な要素技術と適用例は以下のとおりです。