ハンディターミナルとは、作業者が携帯して持ち運びできる小型の情報端末で、バーコード、2次元コード(QRコード)、RFIDなどの識別情報を読み取り、情報収集する機器です。
一般的には、製造業の進捗管理、流通業の棚卸・入出荷などの業務のため物流現場、店舗、倉庫などで使用されています。
ハンディターミナルのほとんどの機能は、パソコンと同じくアプリケーション(ソフトウェア)で実現されていて、アプリケーションがなければ何もできません。
ハンディターミナルのアプリケーション(ソフトウェア)は下記の特徴があります。
当社は、産業・流通向けのシステム構築で、ハンディターミナルのアプリケーション開発を長年経験し、業務に沿った画面設計、そしてアプリケーションの開発を行なっています。
ハンディターミナルを使用したシステム機器構成は、下図のように上位システムとの通信および周辺装置との通信が必要となります。(下図ではこれまでの当社使用機器を載せています。)
ハンディターミナルのアプリケーション開発は、以下があります。
当社は、クライアントサーバ方式だけでなく、シンクライアント/リッチクライアントのアプリケーション開発の実績もあり、構成にとらわれずに開発することができます。
クライアントサーバ方式 | クライアント、サーバそれぞれに専用アプリケーションを用意する。 |
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シンクライアント方式 | アプリケーションをサーバ上で動作させる方式で、サーバで一元管理を行う。(サーバサイドプログラム) |
リッチクライアント方式 | 必要に応じてアプリケーションをダウンロードし、配布や導入の手間がかからない。クライアント側で動作する方式。(クライアントサイドプログラム) |
ハンディターミナルの通信方式には、無線通信(無線LAN等)方式と有線通信(RS232C等)方式があります。
無線通信(無線LAN等)方式 | リアルタイム処理(情報を取得したタイミングでサーバに情報を更新します)に使われることが多い。 |
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有線通信(RS232C等)方式 | バッチ処理(情報をハンディターミナルに蓄積させて、作業終了後にサーバと接続して情報を一括更新します)に使われることが多い。 |
有線/無線の違いによりサーバへの情報更新のタイミングが違ってきます。
特に上位システムでの在庫管理、倉庫管理,入出荷検品システムなどのアプリケーション開発にも多くの実績があります。
多様なユーザニーズそれぞれに適した機種選定を行います。
実績の一部を下記に示します。
業 種 | 業 務 | 用 途 | 稼動台数 | アプリケーション構成 |
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小売業 E社 |
物流倉庫管理 | 物流倉庫の入出荷検品、棚卸等の倉庫業務に使用しています。 | 2,000台 | C/S |
卸業 H社 |
物流倉庫管理 | 同上 | 300台 | シンクライアント |
サービス業 E社 |
店舗商品管理 | 店舗の入荷検品、棚卸、店頭への品出し等に使用しています。 | 400台 | リッチクライアント |
小売業 C社 |
物流什器在庫管理 | RFIDを使用した物流什器の貸出管理に使用しています。 | 20台 | C/S |
運輸業 J社 |
整備機材管理 | 輸送機の整備機材の配備・貸出管理、点検記録、棚卸に使用しています。 | 30台 | C/S (サーバは仮想環境) |