本モデルは、マイクロソフト社組み込み用OSである、Windows XP Professional for Embedded Systemsを内蔵ハードディスクドライブ(以下HDDと略)にインストールした特定用途向け専用機です。
本モデルは、マイクロソフト社の組み込み用OSである、Windows XP Embeddedを内蔵コンパクトフラッシュメモリ(以下CFと略)にインストールした特定用途向け専用機です。実際の運用にあたっては、お客さま環境に合わせてWindows XP Embeddedをカスタマイズ(有償個別対応)いただくことを前提とした製品提供を行っています。
内蔵CF保護のため、原則として内蔵CFのデータ書き換えは禁止した状態(出荷時設定)で運用してください。
このデータ書き換え禁止機能は、Windows XP EmbeddedのEnhanced Write Filter(以下EWFと略)という機能で実現されています。EWFでは、内蔵CFのデータ書き換えはメモリ上でエミュレーションされ、操作上は通常のWindowsと同じようにデータの書き換えや設定変更ができているように見えますが、Windowsを再起動したり電源を切ると、それまでに変更した内容や設定は全て消えてしまいます。
また、内蔵CFへの書き換えはメモリ上に蓄積されるため、大量のデータを書き込んだ場合、システムのメモリ空間が少なくなり動作が不安定になる場合もあります。したがいまして、お客さまデータは外部メモリカードやネットワーク上に格納される運用をお願いします。
なお、アプリケーションやモジュールのインストールは、このEWFの機能を一時的に無効にした状態で行っていただき、必要な設定等が完了した時点でEWFの機能を有効(書き換え禁止状態)に戻してください。
EWFを無効/有効にする方法はデスクトップ画面にある「お読みください」に記載されています。
項番 | コンポーネント | 備 考 |
---|---|---|
1 | ベースOS | Microsoft Windows Version 5.1 (Build 2600.xpsp.050301-1521 : Service Pack 2) |
2 | Webブラウザ | Microsoft Internet Explorer Version: 6.0.2900.2180.xpsp.050301-1521(SP2) |
3 | .net Framework | なし |
4 | .net Framework Language Pack | なし |
5 | Java VM | なし |
6 | EWF | Enhanced Write Filter (Windows XP Embedded コンポーネント) |
7 | ターミナルサービス | Terminal Service Client |
8 | ランタイムライブラリ | Visual Basic 5.0 Runtime Library Visual Basic 6.0 Runtime Library Visual C++ Runtime Libraries |
9 | ファイアーウォール | Windows Firewall |
10 | Windowsインストーラー | Windows Installer Service |
11 | メディアプレーヤー | Windows Media Player 6.4 |
12 | スクリプトエンジン | Windows Script Engines |
13 | Direct X 9.0 | Direct3D,DirectDraw,DirectShow,DirectSound |
14 | 日本語入力 | Microsoft Japanese IME |
15 | FLASHプレーヤー | Shockwave Flash |