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IT資産管理の課題を一気に整理|複雑化する管理を効率化する実践アプローチ

この記事がオススメな方

主な対象:ファブレス企業、製品メーカー、セットメーカ

  1. IT資産管理に課題を感じており、人手不足や管理の属人化を解消する方法を整理して知りたい
  2. 端末数やソフトウェアの把握ができておらず、セキュリティやライセンス面のリスクがないか確認したい
  3. IT資産管理ツールの導入を検討しており、自社の課題に合った管理方法や進め方を理解したい

こんにちは。「フルライフサポートサービス」、「BPOサービス」でPC・IT機器の様々なお困りごとをワンストップで解決する日立ケーイーシステムズのライターチームです。

近年のIT資産管理は、DXの進展や働き方の多様化を背景に、以前よりも管理が難しくなりました。拠点や部門ごとに端末やソフトウェアが増え、正確な把握ができないまま運用されている企業も少なくありません。

その結果、管理の属人化や人手不足、セキュリティやライセンス面の不安が顕在化しています。この記事では、IT資産管理で起こりやすい課題を整理し、ツールを活用して把握・管理・運用を仕組み化するための考え方を解説します。

PC・IT機器のフルライフサポートサービス BPOサービスの詳細

近年のIT環境の変化によりIT資産管理は複雑化している

企業のIT環境は、DXの進展やクラウド活用の拡大により大きく変化しています。業務に使う端末やソフトウェアは増え続け、管理の前提も従来とは異なっています。テレワークや外部サービスの利用が進んだことで、社内にあるIT資産を正確に把握できない状態が生まれがちです。

その結果、把握されていない端末や古いソフトウェアが放置され、情報漏えいや不正アクセスにつながる事例も増えてきています。実際に、管理外の端末や未更新のシステムが原因となり、取引先や顧客情報が流出する事故も起きています。

IT資産管理は情報システム部門だけの問題ではなく、事業継続や企業信用に直結する経営課題といえるでしょう。

IT資産管理における代表的な課題

IT資産管理の課題は1つではなく、複数の内容が重なって発生するケースが増えています。日常業務で見過ごされがちな問題でも、放置すれば将来的に情報漏えいや業務停止など、会社全体につながる可能性も少なくありません。ここでは、IT資産管理に関するおもな課題と、その背景にある具体的なリスクについて解説します。

IT資産管理を担う人材・工数が不足しやすい

IT資産管理は専任担当者がいない企業も多く、多業務と兼任で対応しているケースが一般的です。その結果、管理作業が後回しになり、台帳更新や確認が滞りやすくなります。人手不足の状態が続くと、管理ルールが形骸化し、属人化が進行します。

担当者の異動や退職をきっかけに管理状況が分からなくなり、業務継続に支障が出るようなケースは珍しくありません。

社内に存在する端末数を正確に把握できていない

端末の購入や入れ替え、利用者変更のたびに管理が追いつかず、実際の端末数と台帳が一致しない状況は珍しくありません。把握漏れがあると、不要なライセンス費用を支払い続けたり、管理外端末が放置されたりします。

特に古い端末や一時利用の機器は見落とされやすく、セキュリティ更新が行われないまま使われる危険性があります。

管理対象となるIT資産の範囲が曖昧になっている

IT資産管理というと、パソコンやサーバーのみを対象にしている企業もあります。しかし実際には、ソフトウェア、クラウドサービス、周辺機器なども管理対象です。範囲が曖昧なままでは、どこまで管理責任が及ぶのか判断できません。その結果、契約状況や利用実態を把握できず、コスト増加やライセンス違反につながるおそれがあります。

部門ごとに管理が分断され全社で統一できていない

部門ごとに独自ルールで端末やソフトウェアを管理していると、全社として実態が見えなくなります。情報が分断されることで、セキュリティ対策やルール変更を一斉に反映できません。結果として、管理水準にばらつきが生じ、漏洩事故などが起きやすい部門が生まれてしまいます。全社管理ができていない状態は、組織全体のリスクを高めます。

シャドーITや未把握端末がセキュリティリスクを高めている

業務効率を優先して、個人判断でクラウドサービスやアプリを利用するケースも増えています。こうしたシャドーITは管理の目が届かず、情報漏えいの原因になりやすいため注意が必要です。また、存在を把握していない端末は、セキュリティ更新や利用制限が行えません。結果として、攻撃の入り口となり被害が拡大する可能性があります。

手入力管理による台帳の記載ミスや更新漏れが起きる

Excelなどによる手入力管理では、記載ミスや更新漏れを完全に防ぐことはできません。入力ルールが曖昧な場合、担当者ごとに記載内容が異なり、正確な状況把握も難しいといえます。このような状態では不要な購入が起きたり、対応遅れが発生したりします。

IT資産管理ツールがあればIT資産の把握・管理・運用を仕組み化できる

ここまで課題を整理すると、全てを解決するのは難しいと思う人もいるでしょう。そこで有効なのが「IT資産管理ツール」です。IT資産管理ツールは、社内に存在する端末やソフトウェア、利用状況を自動で収集し、可視化できます。

担当者の経験や記憶に頼らず、把握・管理・運用を継続できることが魅力です。端末の増減や利用者変更があっても情報が更新され、管理漏れを防げます。属人化しやすい業務を仕組みとして定着させることで、人手不足や管理分断といった課題にも対応できます。IT資産管理ツールは、複雑化したIT環境を安定して運用するために欠かせません。

IT資産管理ツールを導入するメリット

IT資産管理ツールを導入すると、管理業務を効率化できるだけでなく、IT資産管理の進め方そのものを変えることも可能です。ここではIT資産管理ツールを導入するメリットについて、現場の変化をもとに解説します。

企業内のIT資産状況を一元的に可視化できる

IT資産管理ツールを導入すると、社内に存在する端末やソフトウェアの状況を一か所で把握できます。これまで部門ごと、担当者ごとに分散していた情報が集約され、管理の抜け漏れが起きにくくなります。

どの端末が稼働しているのか、誰が利用しているのかを即座に確認可能です。結果として、不要な購入や対応の遅れを防ぎ、全社で統一した管理ができます。

端末やソフトウェア情報を自動で収集・更新できる

従来は人手で行っていた端末情報やソフトウェア情報の更新を、ツールが自動で行います。利用状況や構成情報が常に最新の状態に保たれるため、台帳と実態がずれる心配がありません。記載ミスや更新漏れも起きにくくなり、管理精度が安定します。

担当者は入力作業に追われることなく、確認や改善といった本来の管理業務に時間を使えるようになります。

ソフトウェア配布やアップデートを効率化できる

ソフトウェアのインストールやアップデートをまとめて実行できるため、端末ごとの個別対応が不要になります。これにより作業時間が大きく削減され、対応のばらつきもなくなります。更新が遅れている端末を把握しやすくなり、古い環境のまま放置されません。業務停止やトラブル発生リスクを抑え、安定した業務環境の維持につながります。

IT資産を起点にセキュリティ対策を強化できる

IT資産の全体像が把握できることで、セキュリティ対策を計画的に進められます。管理外の端末や未更新のソフトウェアを早めに発見し対応できます。利用ルールに沿った制御をしやすくなり、不正なソフトウェア利用や情報持ち出しの抑制も可能です。

IT資産管理を軸に施策を行うことで、企業全体のリスクを抑え、信頼性の高い運用体制を構築できます。

IT資産管理ツール選定時に押さえておくべき確認ポイント

IT資産管理ツールは、導入すれば自動的に課題解決できるものではありません。自社の状況に合わないツールを選ぶと、かえって運用が複雑になる可能性もあります。ここでは、ツールの導入前に確認しておきたいポイントを解説します。

自社のIT資産管理の目的や課題に合った機能を備えているか

導入する際に重要となるのが「何を改善したいのか」を明確にすることです。端末把握なのか、台帳管理なのか、セキュリティ強化なのかで必要な機能は異なります。多機能なツールでも使わない機能が多ければ運用負荷になります。自社の課題に直結する機能が過不足なく備わっているかを確認しましょう。

不正操作や情報漏えいを防止するセキュリティ対策が十分か

IT資産管理ツールは、情報を集約するため、セキュリティ対策の質が重要です。操作権限の設定やログ管理が不十分では、内部不正のリスクが高まります。また、外部攻撃への対策や通信の安全性も重要です。

エージェント型・エージェントレス型の特性が自社環境に合うか

IT資産管理ツールには、端末に専用プログラムを入れる方式と、入れずに管理する方式があります。管理精度や取得できる情報量、導入時の負荷は大きく異なります。自社の端末台数や運用体制を踏まえ、管理のしやすさと負担のバランスが取れる方式を選ぶことが重要です。

利用しているOSや端末種別に幅広く対応しているか

社内で使われているOSや端末が全て管理対象になるかも確認が必要です。特定のOSやパソコンのみ対応している場合、管理から漏れる端末が発生します。スマートフォンやタブレット、クラウドサービスまで含めて管理できるかを確認し、将来的な環境変化にも対応できるか見極めましょう。

IT資産管理ツール導入までの基本ステップ

IT資産管理ツールの導入は、ツールを選んで終わりではありません。導入効果を高めるためには、事前準備と運用の考え方が重要です。ここでは、導入する際の基本ステップについて解説します。

現状のIT資産管理状況と課題を整理する

まずは自社でどのようにIT資産を管理しているかを整理します。台帳の有無や管理方法、担当体制を確認し、課題を具体的に書き出します。解決策までは考える必要はありません。現場の不安や違和感を整理しておくことで、導入時の要件整理や業者との認識共有が進みやすくなります。

管理ルールと運用体制を設計する

次に、誰が何を管理するのかを明確にします。端末の購入や廃棄、利用者変更の際に、どのタイミングで情報を更新するかを整理します。一気に多くのルールを決めすぎると、定着しにくくなるため、無理のない運用を前提に設計することが重要です。

ツール選定と導入後の運用を進める

ツール選定では、事前に整理した課題とルールをもとに要件を伝えます。導入作業自体は専門業者が対応するケースが一般的です。企業側は初期設定や運用確認に関与し、使い方を理解しておきます。導入後は定期的に状況を確認し運用を見直していきます。

資産管理アシストサービスでさらに効率化

IT資産管理ツールは非常に有効ですが、ツールだけでは「実際の機器管理や運用作業」までは対応できません。そこでおすすめなのが、日立ケーイーシステムズの「資産管理アシストサービス」です。

このサービスでは、デモ機や拡販支援機など顧客資産の情報通信機器をお預かりし、在庫管理・貸出予定・貸出申込を行えるWebシステムを提供します。

つまり、IT資産管理ツールによる可視化・効率化に加え、面倒な機器管理や貸出業務までアウトソーシングできるのが最大の強みです。

  • 機器の保管・貸出・返却管理を代行
  • リアルタイムで在庫状況や貸出予定を確認可能
  • 管理業務の負担を大幅に軽減し、コスト最適化にも貢献

まとめ

IT資産管理は、端末やソフトウェアを管理する作業ではなく、事業を安定して続けるための基盤です。人手不足や属人化、把握漏れといった課題は珍しいものではなく、どの企業でも起こり得ます。重要なのは、個々の対応で乗り切るのではなく、管理を仕組みとして定着させることです。

しかし、ツールだけでは「実際の機器管理や運用作業」までは対応できません。そこで、IT資産管理ツールによる仕組み化に加え、管理業務自体をアウトソーシングすることで、現場の負担を減らし、人手不足の解消やコスト最適化にもつながります。

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私たち日立ケーイーシステムズは、PC・IT機器のフルライフサポートサービスやBPOサービスを通じて、調達からキッティング、資産管理、修理・データ消去までを一貫して支援しています。管理業務をアウトソーシングすることで、現場の負担を減らし、人手不足の解消やコスト最適化にもつながります。IT資産管理に課題を感じている場合は、まずはご相談ください。

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