コンピュータを用いて音声を生成する技術で、特に最近では、漢字かな混じりをはじめとするテキストデータを音声に変換する技術の意味で使われます。
漢字かな混じりとして、シフトJISコードです。
女声:1種類、男声:1種類となっております。
読み上げの速度(10段階)、声の高さ(10段階)、音量(10段階)、感情タイプ(4タイプ)、音響タイプ(2タイプ)、抑揚(10段階)です。また、文末のポーズ長として、「0.1秒」、「0.2秒」、「0.3秒」、「0.4秒」、「0.6秒」「0.8秒」、「1.0秒」、「1.5秒」、「2.0秒」、「2.5秒」の10段階が可能です。
時刻の略記を解析させることが可能です。解析処理を実行した場合は、
「ジュウニジサンジュウヨンプンゴジュウロクビョウ」と読みます。
日付の略記を解析させることが可能です。解析処理を実行した場合は、
「ニセンニジュウネン イチガツ ヨウカ」と読みます。
電話番号の略記を解析させることが可能です。解析処理を実行した場合は、
「ゼロイチニイサン ヨンゴー ロクナナハチキュウ」と「−」を読み飛ばして数字のみを読みます。ただし、全てのパターンを解析できるわけではありません。
メール日付の略記を解析させることが可能です。解析処理を実行した場合は、
「ニセンニジュウネン ニガツ ヨッカ」と読みます。ただし、全てのパターンを解析できるわけではありません。
曜日の略記を解析させることが可能です。解析処理を実行した場合は、「ゲツヨービ」と読みます。
3種類の読み方を指定できます。
3種類の読み方を指定できます。
少数も通常通り読み上げます。
例)1234.56(センニヒャクサンジュウヨンテンゴーロク)
整数部の桁読みは、24桁以下までとなります。25桁以上は、棒読みとなります。
それぞれの記号について、読む/読まないを指定できます。
下表の文字単位、グループ単位での設定が可能です。
記述記号の「、(読点)」、「。(句点)」、「,(カンマ)」、「.(ピリオド)」、「?(疑問符)」、「!(感嘆符)」が入力文に単独で存在していると、読み上げません。
下表のものが終端文字列として設定できます。
音声合成では、文終端として設定した文字で区切って、区切った単位毎に合成します。
200文字までに文終端文字が現れなかった場合、200文字で区切られます。
No. | 文字種別 | 表記(名称) |
---|---|---|
1 | 0 | 。(句点) |
2 | 1 | 、(読点) |
3 | 2 | ?(疑問符) |
4 | 3 | ! (感嘆符) |
5 | 4 | ,(カンマ) |
6 | 5 | .(ピリオド) |
7 | 6 | (改行) |
8 | 7 | (2連続した改行) |
ふりがなを付けた文字列の作り方で、ふりがなのみを読むことができます。ふりがなのふりかたには2通りあります。
PCM,μ-lawです。
基本辞書を標準でご提供します。この他に、お客様が登録・削除可能なユーザ辞書がございます。
辞書の登録・削除は、単語登録ユーティリティにて実施していただけます。登録には、表記、読み、品詞、アクセントを入力していただきます。
基本辞書に約130,000語の単語が登録されています。辞書に登録されていなくてもローマ字読みなど、言語解析処理により正しく読める単語もあります。
DLLです。
対応していません。
日本語を自然に発声するための必要な動作で、無声子音に挟まれた「イ」音や「ウ」音は時として発声を省略される場合があります。例えば「テキスト」と発声する場合、「ス」の母音部「ウ」ははっきりと発声されません。「無声化する」を選択すると、無声化するべき語句かどうかを自動判定し、より自然な合成音を生成することができます。
音声合成の際には、無声化をする/しないの設定が可能です。
モーラとは大体カナ1文字で書かれる音を指します。例えば、「鳥(トリ)」は2拍で、「桜(サクラ)」は3拍と数えます。長音(ー)、撥音(ン)、促音(ッ)も1拍に数えます。拗音(ャュョヮ)は例外で、「キャ」「キュ」「キョ」「クヮ」などはそれぞれ一文字分の長さで発音されるので、カナ2文字で1拍と数えます。従って、「点(テン)」は2拍、「12点(ジューニテン)」は5拍となります。