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kintone

掲載日:2026/09/28

kintone アプリ作成 業務別

kintoneアプリ作成の基本|5つの方法と業務別のアプリ例

この記事でわかること

・kintoneアプリの基本的な5つの作成方法
・顧客管理や日報といった業務別のアプリ例
・アプリ開発で失敗しないための3つのポイント
・プラグインなどを活用してアプリをさらに便利にする応用テクニック

こんにちは。サイボウズ株式会社が提供するクラウド型業務改善プラットフォーム「kintone(キントーン)」の導入・開発を支援する日立ケーイーシステムズのライターチームです。

kintoneを使えば、プログラミングの知識がなくても、自社の業務に合わせたシステム(アプリ)を簡単に作ることができます。
本記事では、kintoneでアプリを作成する具体的な方法を5つのパターンに分けて解説します。
顧客管理や日報といった業務別の作成例も紹介するため、自社で活用する際の参考にしてください。
kintoneを導入するメリットや機能については「kintoneはノーコード開発できる?導入のメリットや機能を解説」で詳しく紹介しています。

kintoneのサービス詳細

そもそもkintoneアプリとは?業務改善に役立つ基本機能を解説

kintoneアプリとは、Excelや紙で管理している顧客リスト、案件管理表、日報といった社内の様々なデータを、情報を一元管理・共有できる業務アプリです。

プログラミングの知識がなくても、ドラッグ&ドロップのマウス操作だけで直感的に作成できます。

データに紐づけたコミュニケーション機能や、蓄積されたデータを自動で集計・グラフ化する機能も備わっており、情報共有の円滑化やデータに基づいた意思決定を支援し、業務改善を実現します。

【初心者向け】kintoneアプリ作成の5つの方法

kintoneでのアプリ作成には、主に4つの方法があります。

AIを活用して作成する方法、ゼロから自由に項目を設計する方法、今使っているExcelファイルを活用する方法、さらには用途別に用意されたテンプレートを使う方法など、状況に応じて最適な手順を選ぶことが可能です。

ここでは、初心者の方でもすぐに始められる基本的な4つの作成方法を解説します。

1. 項目をドラッグ&ドロップで配置|はじめから作成する

最も基本的なのが、白紙の状態から新規にアプリを作る方法です。

アプリの作成画面を開き、画面の左側に並んでいる「文字列(1行)」や「日付」「添付ファイル」といった様々な種類の入力項目(フィールド)を、作りたいアプリのイメージに合わせて右側のスペースへドラッグ&ドロップで配置していきます。

この操作だけで、業務に必要な入力フォームを自由に設計でき、オリジナルのアプリが完成します。

2. AIと相談しながら設定|アプリ作成AI

最新の技術を活用して、効率的にアプリを構築したい方におすすめなのが、kintoneに搭載されたアプリ作成AIを利用する方法です。これは、作成したいアプリの概要をテキストで入力するだけで、AIが業務内容を推測し、最適な入力項目(フィールド)を備えたアプリの雛形を自動で生成してくれる機能です。

例えば「展示会でのアンケート管理をしたい」といった具体的な要望をチャット形式で入力するだけで、AIが必要な構成を提案します。従来のように一つひとつの項目を自分で選んで配置する手間が省けるだけでなく、アプリ作成の経験がない初心者の方でもAIと相談しながらアプリ作成を進めることができます。

AIによって作成されたアプリは、後から項目の追加や名称の変更といった微調整も自由に行えます。まずはAIに土台を作ってもらい、それを自社独自の業務フローに合わせてカスタマイズしていくことで、作成時間を短縮し、導入のハードルを下げる有効な手段となります。

3. 既存の管理台帳を有効活用|Excel/CSVファイルを読み込んで作成する

現在ExcelやCSV形式のファイルで管理しているデータがある場合、そのファイルをkintoneに読み込ませるだけで、簡単にアプリを作成できます。

ファイル内の1行目の項目名が自動的にアプリのフィールドとして設定され、2行目以降のデータもまとめて登録されます。

これまでExcelで管理していた顧客リストや商品台帳などを、手間なくスムーズにkintoneへ移行したい場合に最適な方法です。

4. 業務に合った雛形を選ぶだけ|テンプレートから作成する

「何から手をつけていいかわからない」という場合は、テンプレートを活用する方法がおすすめです。

kintoneには「アプリストア」という、すぐに使えるアプリの雛形が100種類以上用意されています。

日報や顧客リスト、案件管理といった汎用的な業務テンプレートが揃っており、数クリックで自身のkintone環境に追加できます。

追加したアプリは、自社の業務に合わせて後から自由にカスタマイズすることも可能です。

5. 作成済みアプリを複製・改修|既存アプリを再利用して作成する

一度作成したアプリをコピーして、新しいアプリの土台として活用する方法です。

例えば、「問い合わせ管理アプリ」の構造を流用して「クレーム管理アプリ」を作るなど、似たような業務アプリを効率的に作成したい場合に便利です。

フィールド設定やアクセス権の設定などを引き継げるため、一から作る手間が省けます。

コピー後に不要な項目を削除したり、新たな項目を追加したりといった編集も簡単に行えます。

【業務別】すぐに使えるkintoneアプリ例5選

kintoneでは、様々な業務に合わせたアプリを作成できます。
ここでは、多くの企業で活用されている代表的なアプリを5つ紹介します。
これらのアプリは、テンプレートが用意されているものも多く、すぐに試すことが可能です。

自社のどの業務を効率化できるか、具体的なイメージを掴むための参考にしてください。
業種・業務別のアプリ構築例については「【業種・業務別】kintone(キントーン)アプリ構築事例」で詳しく紹介しています。

例1:顧客情報を一元管理する「顧客管理アプリ」

企業名や担当者名、過去の商談履歴といった顧客情報を一元管理するアプリです。

属人化しがちな顧客情報を社内全体でリアルタイムに共有できるため、担当者が不在でもスムーズな顧客対応が可能になります。

他のアプリとの連携機能を使えば、顧客情報に紐づけて案件の進捗状況や問い合わせ履歴なども一覧で表示でき、より多角的な情報管理が実現します。

例2:報告業務を効率化する「日報アプリ」

日々の業務内容や営業活動の報告を行うためのアプリです。

スマートフォンやタブレットからも簡単に入力できるため、外出先からでも手軽に報告が完了します。

提出された日報にはコメント機能でフィードバックを送れるため、コミュニケーションの活性化にもつながります。

蓄積されたデータは自動でグラフ化され、個人の活動量やチーム全体の進捗状況の可視化も容易です。

例3:営業進捗を可視化する「案件管理アプリ」

商談ごとの進捗状況や受注確度、金額などを管理し、営業活動全体を可視化するアプリです。

各案件が「アプローチ中」「提案中」「クロージング」といったどの段階にあるかをステータスで管理することで、案件の停滞や対応漏れを防ぎます。

担当者別や月別の売上予測も自動でグラフ化されるため、営業戦略の立案にも役立ち、マネジメントの効率化に貢献します。

kintoneでの商談管理効率化については「kintone(キントーン)で商談管理を効率化する方法とは?おすすめ機能や連携サービス」で詳しく紹介しています。

例4:対応漏れを防ぐ「問い合わせ管理アプリ」

電話やメールで寄せられる顧客からの問い合わせ内容と、その対応状況を一元管理するアプリです。

担当者の割り当てや「未対応」「対応中」「完了」といったステータス管理ができるため、誰がどの問い合わせに対応すべきかが明確になります。

これにより、対応漏れや二重対応といったミスを防ぎ、顧客満足度の向上に繋がります。

過去の問い合わせ履歴も簡単に検索可能です。

kintoneでの問い合わせ管理効率化については「kintone(キントーン)で問い合わせ管理を効率化!メリットや開発手順を解説」で詳しく紹介しています。

例5:申請・承認をスムーズにする「稟議申請アプリ」

交通費精算や出張申請、稟議書といった社内の様々な申請・承認業務を電子化するアプリです。

紙やExcelでの申請に比べ、承認フローが大幅にスピードアップします。

申請内容に応じて承認ルートを自動で分岐させたり、承認者へ通知を飛ばしたりする設定も可能です。

誰の承認で止まっているかが一目でわかるため、業務の停滞を防ぎ、ペーパーレス化を促進します。

kintoneアプリ作成でつまずかないための3つのポイント

kintoneアプリは手軽に作成できますが、より効果的に活用するためには、作成前にいくつか押さえておきたいポイントがあります。

場当たり的に作成すると、後から修正が大変になったり、使いにくいアプリになったりする可能性があります。

ここでは、アプリ作成で失敗しないための3つのコツを紹介します。

ポイント1:まずは目的を明確にし、必要な項目を洗い出す

アプリ作成を成功させる最初のコツは、「そのアプリで何を解決したいのか」という目的を明確にすることです。

例えば、「営業活動の属人化を防ぎたい」「問い合わせの対応漏れをなくしたい」など、具体的な課題を設定します。

目的が定まれば、そのために管理すべき情報、つまりアプリに必要な項目(フィールド)がおのずと見えてきます。

現状の業務で使っているExcelの管理表などを参考に、必要な項目を洗い出しましょう。

ポイント2:いきなり完璧を目指さず、シンプルな構成から始める

最初から全ての機能を盛り込んだ完璧なアプリを作ろうとすると、かえって使いにくくなることがあります。

重要なコツは、まず必要最低限の項目だけを備えたシンプルなアプリで運用を開始することです。

実際に使いながら、現場の担当者から「こんな項目も欲しい」「この入力は面倒」といったフィードバックを集め、少しずつ改善を重ねていくアプローチが成功の鍵です。

小さく始めて大きく育てることを意識しましょう。

ポイント3:アプリ間の連携を意識してデータ構造を設計する

kintoneの強みは、複数のアプリを連携させて業務全体の効率化を図れる点にあります。

将来的にアプリ同士を連携させることを見越してデータ構造を設計しておくのが重要なコツです。

例えば、「顧客管理アプリ」と「案件管理アプリ」を作成する場合、両方のアプリに共通の「顧客ID」や「会社名」といった項目を持たせるルールを設けます。

こうすることで、後からデータを紐づけて相互に参照するのが容易になります。

kintoneアプリをさらに便利にする応用テクニック

kintoneの基本的なアプリ作成に慣れてきたら、より業務を効率化するための応用的な機能も活用してみましょう。

複数のアプリに散らばった情報を連携させたり、標準機能にはない機能を追加したりすることで、活用の幅が大きく広がります。

ここでは、既存アプリの機能を編集・拡張する際に役立つ代表的なテクニックを2つ紹介します。

複数アプリの情報を連携させる(ルックアップ・関連レコード)

「ルックアップ」機能を使うと、別のアプリに登録されている情報を参照・コピーして入力できます。

例えば、案件管理アプリに顧客名を入力する際、顧客管理アプリから正確な情報を引用することで、入力の手間とミスを削減可能です。

「関連レコード一覧」機能は、あるレコードに関連する情報を別のアプリから一覧表示するもの。

顧客情報の画面で、その顧客に関する案件履歴や問い合わせ履歴をまとめて確認できるようになります。

標準機能にない機能を追加する(プラグイン活用)

「プラグイン」とは、kintoneの標準機能だけでは実現できない特定の機能を追加するための拡張プログラムです。

例えば、レコード情報をカレンダー形式で見やすく表示したり、条件に応じて文字色や背景色を自動で変更したりといったことが可能になります。

プログラミングの知識は不要で、目的に合ったプラグインを選択し、アプリにインストールするだけで簡単です。

これにより、より自社の業務にフィットしたアプリへとカスタマイズできます。

kintoneでアプリ作成ができない?主な原因と対処法

kintoneにログインしても「アプリ作成」のボタンが表示されない、あるいは作成ができない場合、その多くは利用しているユーザーの権限設定が原因です。

kintoneでは、システム管理者がユーザーごとにアプリの作成や削除といった操作権限を細かく設定できます。

もしアプリ作成が許可されていない場合は、所属組織のkintone管理者に連絡し、権限を変更してもらう必要があります。

また、契約しているライセンスによっては作成できるアプリ数に上限が設けられているため、その制限に達していないかも確認しましょう。

kintoneのアプリ作成に関するよくある質問

ここでは、kintoneのアプリ作成について、お客様から特によく寄せられる質問とその回答を紹介します。

プログラミング知識がなくてもkintoneアプリは作成できますか?

はい、作成できます。

kintoneの大きな特長は、プログラミング知識がなくても、マウスのドラッグ&ドロップ操作で直感的にアプリを作成できることです。

IT部門に頼ることなく、業務を最もよく知る現場の担当者自身の手で、必要なシステムを迅速に構築し、改善していくことが可能です。

Excel管理とkintoneアプリ作成では何が違いますか?

Excelとkintoneの最も大きな違いは、情報の共有性とリアルタイム性です。

複数人で同時にファイルを編集するといったExcel特有の課題がなく、kintoneでは誰もが常に最新の情報にアクセスできます。

また、データに紐づくコメント機能や通知機能により、情報共有だけでなく円滑なコミュニケーションも促進できる点が、Excel管理にはないメリットです。

kintoneでアプリを作成する際の基本的な流れを教えてください

基本的な手順は「目的の明確化」「必要な項目の洗い出し」「アプリの作成」「アクセス権の設定」「運用と改善」です。

まずアプリで解決したい課題を決め、管理すべき情報を整理します。

次に、本記事で紹介した4つの方法から最適な手段でアプリを作成し、誰が閲覧・編集できるかを設定後、運用を開始します。

実際に使いながら改善を重ねることが重要です。

まとめ

本記事では、kintoneアプリを作成するための4つの基本的な方法から、業務別の具体的な作成例、さらには作成でつまずかないためのポイントまでを解説しました。

kintoneは、プログラミング知識がなくても、現場のニーズに合わせて柔軟に業務アプリを作成・改善できるツールです。

まずは自社の身近な業務課題をテーマに、本記事で紹介したテンプレートの活用や、シンプルな構成のアプリ作成から始めてみてはいかがでしょうか。

kintoneのサービス詳細